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眼のつくり
(2008年12月1日)
1.外 膜
強 膜(きょうまく)
- 眼球の一番外側は線維質の丈夫な膜で覆われています。これは強膜という、眼球を保護するための、いわば外壁のようなものです。血管が少なく、色は白で、いわゆる白目にあたります。強膜は、外膜全体の約6分の5にあたり、角膜以外の眼球の後方を覆っています。
なお、強膜は眼球の前方で、まぶたの裏側とつながっていますが、そのつなげる役割を果たしているのは結膜です。(結膜は専門的には外膜でなく、眼球の付属器にあたります。)
角 膜(かくまく)
- 外膜の残り6分の1は角膜です。角膜は血管のない透明の膜で、厚さは中央部で約0.5ミリメートルです。透明なため、目を正面から覗くと、角膜の下の組織が透けて見えます。つまり、黒目にあたる部分が角膜に覆われているいる部分ということです。
2.中 膜
脈 絡 膜(みゃくらくまく)
- 強膜の内側に密着している、細い血管が密集した組織です。この脈絡膜を通して、網膜の細胞へ栄養が送られていきます。
毛 様 体(もうようたい)
- 眼球の前方で、脈絡膜と虹彩につながっています。また、毛様体から出る細い糸(チン小帯)が、水晶体を輪のように取り巻いていて、伸縮により水晶体の厚さを調節します。
虹 彩(こうさい)
- 毛様体の手前にある、ドーナツのように輪になっている組織です。虹彩の中心が瞳孔で、虹彩は瞳孔を拡げたり縮めたりして、通過する光の量を調節しています。
脈絡膜、毛様体、虹彩の三つは、まとめてぶどう膜と呼ばれています。
3.内 膜
網 膜(もうまく)
- 網膜は脈略膜の内側にあって、1億数千万個の細胞が、0.2~0.5ミリメートルの薄い膜を作っています。明暗や色を感じたり、ものを見るために最も大事な部分です。とても柔らかく剥がれやすい膜です。
なお、眼を正面から覗いたときに見える眼球の奥、主に網膜のことを眼底といいます。眼は光を感知する感覚器官ですから、当然、中のほうまで覗けるわけです。
1)黄 班(おうはん)
- 網膜の中央部分を黄班といい、ここには視細胞のうち錐体細胞(主に視力を司っている細胞)が集中しています。
2)中心窩(ちゅうしんか)
- 黄班の中心にあたる中心窩は、網膜がとくに薄くなっていて、血管もなく、最も視覚が鋭敏な一点です。
3)視神経乳頭(ししんけいにゅうとう)
- 黄班よりも少し内側(鼻側)の眼底にあり、網膜上の視細胞につながっている神経線維が、集まっているところです。網膜で受けた光の情報は、ここから脳へ送られ映像となります。
また、視神経乳頭は、網膜内の血管の集合点であり、ここから網膜全体へ、網膜動脈、網膜静脈が広がっています。
4.その他の部分の構造
- 以上のほか眼球には、水晶体、硝子体があり、角膜から網膜へ光の通り道を作っています。なお、水晶体と角膜の間の空間は、房水という涙のような液体で満たされています。房水は、血管のない角膜や水晶体、硝子体の栄養を補給しています。また、眼球の周りの組織としては、眼球を動かすための眼筋という筋肉、涙を出す涙腺などがあります。
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